未来終活
ワクワクする後半生の設計図を描こう
本当にあった終活の怖い話

親の葬儀費用は兄弟でワリカン?

親がなくなると葬儀を出しますが、その費用はいったい誰が負担するのでしょうか。

それはもちろん、親が残した預貯金や死亡保険金から出すのでしょうか。
ではそれがまだ現金化していない状態だとしたら誰が立て替えておく?
そう、そこが本日のポイントです。

一般的にはお墓の承継も含め祭祀承継者が葬儀を行うのが普通ですので、多くの場合は長男です。
だから「兄さん出しておいてよ」というのは良くある話なのですが、ここでひとつご注意!

葬儀の費用は当然、親の財産で賄えると思っている人が多いと思います。
仮に後日、兄弟三人が現金1650万円の遺産を分け合うとしたら、葬儀にかかった150万円の費用を差し引いて500万円づつ分配されると思いますよね。しかし葬儀費用は経費として認められるものではありません。だから実際にはきっちり三分の一の550万円づつ。なので150万円を立て替えたつもりだった長男は、差し引き400万円の手取りとなります。
えっ?立て替えてあげたのに損しちゃうの?

損か得かの問題ではなく、もし葬儀費用を兄弟を代表して立て替える際には、後日この葬儀費用は相続財産から差し引くという同意を兄弟間で事前に確認しておくことをおススメします。