未来終活
ワクワクする後半生の設計図を描こう
徒然ブログ

神宮外苑イチョウ並木

千駄ヶ谷の歯科医院からの帰り、小春日和に誘われて久しぶりに神宮外苑のイチョウ並木の色づきを見たくなりました。

東京体育館を過ぎると見えて来たのは新築なった新国立競技場。「ああ、これが!」という目新しさではなく、まるで昔からそこにあったかのように周囲の景色に溶け込んでいることに驚きました。 丹下健三氏のあの未来を感じさせた先鋭的な建築物から半世紀を経て、隈研吾氏のコンセプトに基づく設計はむしろ懐かしささえ感じさせる意外な新国立競技場です。

やがて左手に神宮外苑。野球場を過ぎて見えてきた黄色いイチョウ並木は、平日の午後だというのに多くの人々で賑わっていました。 いつも感じるのは、こうした名所に昔よりはるかに多くの人が集まってくることです。 やはり中心は中高年の女性グループと熟年のご夫婦。

春のお花見から始まり季節ごとの花を愛でに来る人々は、まるで同じ花カレンダーを持っているかのように三々五々それぞれの名所を訪ね歩きます。 スケッチブックで写生したり本格的な一眼レフを持って花々を撮影したり、グループで行動することの多い女性でも単独で行動する人が増えました。

季節の秋と同様、人生の秋を楽しめる人たちが増えてきたのは大いに喜ばしいことです。