未来終活
ワクワクする後半生の設計図を描こう
未来終活エッセイ

バケットリスト

バケットリストという言葉は、最近日本でもリメークされたハリウッド映画「最高の人生の見つけ方」の原題として広く知られるようになりましたが、その語源をご存じですか?

バケットとは文字通りバケツのこと。首をつるときに踏み台にするのがバケツでそれを蹴って死ぬまえにするべきこと。転じて「死ぬ前にしたいことリスト」という意味です。

私の友人はまだ40代半ばながら、年初に自分がやりたいことを10個書き出し、年末までにその年に実現出来たことを消し、また新たにやりたいことを付け加えるそうです。

それを聞いた時、なんて素晴らしい習慣だろうと感心しました。それは彼女にしてみればTo Doリストかも知れませんが、結局はバケットリストに通じるものだからです。

ほとんどの人は臨終の際「もっと生きたかった」と言うそうです。それは老人だけとは限りません。なぜなら寿命だけは人智の及ぶところではなく、人は必ずしも順当に老衰で死ぬとは限りません。終焉の時期もわかりません。だから、いつかね…今度は…次回こそ…などと先延ばしにしているうちに、出来なかった、やれなかった、しそびれたことの山に埋もれて「もっと生きたかった!」と死ぬ間際になって九割方の人は後悔するのです。

今年ももう半分過ぎてしまいました。あなたが今年実現できたことは何ですか?まだやれていないことは何ですか?

人生は一日の小さな出来事を積み重ねた集大成です。
どんな些細なことでもまずあなたがしたいこと、それを意識するところからあなたの後悔しない人生が始まります。