未来終活
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旅行記

エジプト紀行 一日目

2019年12月15日 深夜に成田を出立、14時間のフライトを経てアフリカ大陸へ初上陸。そうここはアフリカ大陸なのだ。

エコノミークラスながら、今回は隣に誰もおらず3席全部使って横になれるという超ラッキーに恵まれたので窮屈感は感じなかった。エジプト航空では女性より圧倒的に多いごつい体躯の男性CAに現地時間を訊くと午前4時5分。

バスに乗りギザのピラミッドに着いたのが朝6時半頃。
ちょうどご来光の時間となり砂漠に昇る太陽にピラミッドの巨像が浮かぶ絶景に溜息。
他のツアーが来ないないうちに急いでピラミッドに入る。噂には聞いていたが身を屈めて狭い長い階段を登るというのはかなりの苦行。ようやく行き着いたのはピラミッドの中枢部、納棺の部屋。ここにクフ王が眠っていたのか。写真には不思議な輝く光が写り込んでいた。

守り神としてピラミッドより先に造られたという巨大なスフィンクスを横目にガラベイヤという民族衣装を着て全員で記念撮影。借りたガラベイヤが気に入りそのままピラミッドのパノラマポイントにて10USドルでラクダ乗り初体験。馬よりも高さがあり、上下運動が激しく前後左右に揺れて怖い。ラクダでのシルクロードの旅は相当きつかったことだろう。

午後から日本円建てで15610円也のオプショナルツアーでダハシュール&メンフィス&サッカラ観光へ。途上支給されたピタパンとチキンのランチボックスを食べながらエジプト一というナツメヤシの群生を見る。昔の隊商が行く道筋に食べたナツメヤシの種を捨てて行ったので、シルクロードの両側にはナツメヤシが生えていたらしい。


ダハシュールのピラミッドはギザのそれのように街中ではなく、本当に砂漠のど真ん中。バスを降りて階段ピラミッド、赤いピラミッドを近くまで見に行くが、ここにはなんと爽やかな風の吹いていることか。この清涼感はギザにはない。思い出したのは、日本で神社の聖域に入ったときの清々しさ。心地良い風を全身に浴びてこの地に歓迎されていると感じた。

カイロに戻り一旦ホテルに入ってから夕食レストランへ。エジプト料理は口に合わず珍しく多くを残す。

本日の反省。
行く先々で土産物売りの攻勢に辟易しながら、しつこい押し売りに屈し、今日一日で土産物を調達し終えた感がある。
スフィンクスやツタンカーメンの置物、パピルス付き2020年カレンダー。ピラミッド型のトルコ石やオニキスの置物5種類、スカーフ、スカラベ型ネックレス、栞、手提げバッグ。

思えば東京を出てからかれこれ2日も経つ。ゆっくり風呂に浸かりベッドで身体を伸ばす。筋肉痛はないが、ギザの階段のせいで膝に鋭い痛みが走る。何とか旅を終えるまではもってほしいと湿布を貼って休む。