柿を食べる頃になると想い出します。
義母が故郷から送られてきた好物の会津みしらず柿を食べながら話してくれた笑い話
義母の名前はミツヨといいます。
大正時代、出生届は口頭で受け付けてくれたらしく、
役場で「なんていう名前?」と聞かれたばんちゃ(=義祖母)は、強い会津訛りで「ミィ~ツィ~ヨ~」と答えたと思われ、
「ああ、ミツヨね、わがったよ」と受理されたと推測されます。
かくして義母の名前は、当時ハイカラだったミチヨから平凡なミツヨになったのだと、生前本人から聞いた笑い話。
名前は一生ものなのに、なんとも長閑な時代でしたね。