死病といわれる三大疾病はガン、脳梗塞、心筋梗塞の三つであることは以前から良く知られています。
もしこれを自分が選べるならばどれがいい?と聞かれた場合、お医者さんの大半はガンを選ぶと聞きます。
なぜだと思いますか?脳梗塞や心筋梗塞は多少の前触れこそあるかもしれませんが、突然襲われた時にはもう一貫の終わりです。何も言い残せず、何も出来ない。よしんば助かったとしても重大な後遺症が残って身体の自由を奪われているかもしれません。
ガンの場合であれば、それが末期であったとしてもあと何ヶ月は生きられそうという余命の見当が付き、それに合わせて予定が立てられるからです。
死ぬまでに遺される人のためにやってあげられること。自分がやりたいこと。親しい人にお別れを言ったり、家族に対して自分の想いも口にして伝えられて、たとえ数か月であったとしても、最低限の区切りはつけられます。また自分自身が死に向かう覚悟も出来るからです。
以前からお話ししている通り、ピンピンコロリはそれなりの準備を整えた方にこそ許される特権です。何の備えもなしに突然逝くのは無防備すぎると思いませんか?