未来終活
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あなたは間違っている?

親の介護のために仕事を辞める?

小学校の先生をされていた方の実話です。

お母さまを亡くされた後、お父さまと一緒に暮らしていたのですが、突然お父様が倒れられ生死の境を彷徨ったそうです。

彼女はお父様の余命が幾ばくも無いと思い、子供として精一杯の務めを果たそうと、思い切って退職し看病に専念することを決めました。

彼女の懸命な看護の甲斐あってか、お父様は見事に回復し日常生活に復帰できました。それは大変幸運なことでしたが、お父様が元通りになった代わりに、彼女は生きがいと誇りであった教師の職を失ってしまったわけです。

私がその話を聞いた時には、彼女は臨時職員として教師をしていましたが、決して元通りの地位には戻れないことを嘆いていました。

親の介護は誰にでもいつかは降りかかってくる課題だと思います。その時、親を見るのは子供の務めとばかりに自らを説得し、仕事をなげうってまで親の面倒を見なければならないという状況に追い込まれるかもしれません。

育児と違って介護の辛いところは、それがいつまで続くという期限がなく、予定も見通しも立たないということです。

親の人生が終わったとしてもあなたの人生が終わるのはまだずっと先です。親が亡くなり、職場も失ったあなたに残るものは何ですか?

親の介護についてはさまざまな社会資源を活用しながら、働き続けた方が間違いなく後悔しません。

だからくれぐれも心してください!親の介護の為に仕事を辞めてはいけません。