PPK
終活に関して誤解されがちなことは多い。こんな例で失敗しないように気を付けて欲しいという題して「あなたは間違っている!」シリーズその2
「PPKで逝きたい!」とは高齢者の間ではよく言われていることですが、PPKはピンピンコロリ!で昨日までは元気だったのに、ある日突然逝ってしまうこと。
確かに長い間寝付くのも辛いものでしょうが、自覚がないうちに気が付いたらいきなり天国?だったというのもどうかと・・周囲の動揺も考えてみてください。
友人のご主人は朝、部屋を覗いたら亡くなっていたそうです。知り合いのお母さまはとうとう寝床から目覚めて来なかったそうです。家人の友人は近所のコンビニで倒れてそのまま逝ってしまいました。
どちらも家族は不意打ちをくらって動転し、悲しみより先に来た驚愕にまず打ちのめされ、その後に来る悲しみに二重に襲われることになります。
あなた自身も思い残すことがあるのでは?人に見せずに処分しておきたかったものはありませんか?保険やお金のことなど伝えておくべき連絡事項はありませんか?誰かに残したかった言葉はありませんか?
事故死が不幸であるように突然死もまた不幸だと思います。死ぬにも死なれるにも「覚悟」というものが必要です。だからPPKを志願するのだけはやめておきましょうね。まあ、自分の希望が通れば…の話ですが。