癌になったと報告してきた友人の話の続きです。
「セカンドオピニオンを貰ったら」という私からのアドバイスを受け入れ、甲状腺治療では日本で随一と言われる病院に行きました。朝6時からの受付で6:06に到着したのに既に19番目。日本全国から藁をも掴む気持ちの人々が、近くのホテルに泊まって早朝からやって来るのです。
複数の病院で診断を受けるメリットは、両者の治療方針が一致すれば迷いがなく、もし異なれば自分の意思で選択できるということでしょう。「それに…」友人いわく「症例数が多いほど、技術に信頼がおけるでしょう?外科手術なんだから」さもありなん、さすが我が友。外科医は技術次第。
結論から申しますと、結果彼女は二番目の病院で甲状腺全摘出手術を受け、無事に回復して帰ってきました。予後も良好です。
今回の件で何より印象に残ったのは、「PPK (ピンピンコロリ)で死ぬのが最高と言うけれど、やっぱりある程度の準備期間は必要よ。いざとなるといろいろとしておくべきことがあるから」
今の彼女が言うと俄然言葉の重みが違います。