未来終活
ワクワクする後半生の設計図を描こう
映画に学ぶ終活

ドライブ・マイ・カー

2021年日本 

原作 村上春樹

監督・脚本 濱口竜介

主演 西島秀俊、三浦透子

2022年 第45回日本アカデミー賞の最優秀作品賞 

     第94回アカデミー賞国際長編映画賞 受賞 

「生き残った者は死んだ者のことを考え続ける。どんな形であれそれがずっと続く。​
僕や君はそうやって生きていかなくちゃいけない。生きていかなくちゃ・・ 大丈夫、僕たちはきっと大丈夫だ」​

先日日本アカデミー賞の最優秀作品賞と、米国のアカデミー賞国際長編映画賞を受賞した「ドライブ・マイ・カー」の中で心に響いた言葉です。​

村上春樹氏の原作で外国からも前評判が高く、テーマは大切な人を失った人たちの「喪失と再生」        いわばグリーフケアの物語。​

同じく米国アカデミー賞で国際長編映画賞を受賞したのは2008年「おくりびと」ですから、共通して日本の死生観が取り上げられた映画と言えるでしょう。​

セリフ回しがハルキストには堪らないのでしょうが、オバサンには感性的にちょっと・・そして179分ととにかく長い。​

西島秀俊さんと岡田将生さん以外はほとんど知らない俳優さんばかりでしたが、主人公の職業が演出家という設定上、かなり趣向を凝らした劇中劇が心に残る作品でした。​